FCAとウレ・リトゲン画伯の歩み_PART3

この年の事を忘れている日本人はいないでしょう。

2011年3月に起きた東日本大震災。多くの方が傷つき、悲しみ、試練を感じ「頑張ろうニッポン!」を合言葉に、皆が励まし合ったあの特別な年。


この時、ウレ・リトゲン画伯は東日本大震災のニュースを聞きつけた瞬間に連絡を下さいました。

「ギャラリーは無事なのか?ファンのみんなはどうなのか?」


なぜなら、この年のウレ・リトゲン最新作展は2011年4月開催だったのです。


私共スタッフも、通常通りの絵画展が開催できるとは考えてもおりませんでした。被災した状況から一刻も早く立て直すのが、国民の最優先事項でしたし、絵画・美術品といった趣味の世界に浸る暇は無い…そんな風潮も当たり前に存在していました。


しかしながら、実際には多くのファンの方にウレ・リトゲン最新作展をご覧頂きました。

ウレ・リトゲン作品を見て、癒される。

一瞬だけでも夢の世界に入り込み、心をほぐす。ウレ・リトゲン画伯の寄せてくれたメッセージに心潤す。そのような時間ばかりが流れました。


この年、ウレ・リトゲン画伯は地元ドイツの紹介VTRを制作し、届けてくれていました。ご来店の方にはそれをご覧頂き、遠く離れたウレ・リトゲン画伯の住む国「ドイツ」のロマンに心馳せたのでした。

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